2022年2月12日、藤田医科大学大学院 急性期・周術期分野では、OSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)が開催されました。
藤田医科大学では、特定行為全区分(21区分38行為)を履修することができます。
OSCEを行う行為は以下8行為です。
・動脈採血
・A-line確保
・PICC挿入
・気管挿管チューブの位置調整
・気切チューブの交換
・胃瘻チューブの交換
・膀胱瘻チューブの交換
・褥瘡切除
大学2号館のシミュレーションセンターに8ブースを設置し行います。
OSCEは医師・FNP(Fujita Nurse Practitioner)により評価されます。
合格基準は「臨床実習可能レベル」が求められ、試験は厳粛に行われます。
当大学院におけるOSCEは臨地実習を迎えるにあたっての登竜門です。
知識や技術だけでなく、臨床に則した状況を想定することで臨機応変に対応し、患者さんへ確実かつ安全な医療を提供することを目的としています。
OSCEに向けて、学生間で互いに協力し合い、技術を切磋琢磨するだけではなく、チームの団結力を高めることができました。
OSCEを通じて、現在に至るまでの自身の力量を知ることができ、臨床における今後の課題が明確になるとともに、これから始まる実習に対するモチベーションも高まりました。
特定行為を実践するだけがNPの役割ではありません。
診療に携わる中で情報収集・観察・評価を的確かつ迅速に判断する能力や他職種と協働していくためのコミュニケーション能力も必要となります。
藤田医科大学大学院 急性期・周術期では、医師による医学教育を主体としているためNPに必要な知識・技術が習得できます。
NPへの道のりは決して甘くありませんが、支えてくれる仲間や先輩、先生方がいます。
仲間たちと一緒に“NP資格習得”を目指して日々邁進していきたいと思います。
写真は私達大学院1年生と、設営・当日の介助をしてくださった2年生、担当教員の酒井先生です。来年度は私達が1年生のお手伝いします!
大学院1年 加藤唯記(2021年度入学生)
Kommentare