去る、2019年10月2〜4日に東京国際フォーラムで開催された、第47回日本救急医学会総会・学術集会にて、修了生2名が発表して参りました。
①”救命救急センターにおける診療看護師の役割”
藤田医科大学病院 中央診療部 FNP室 廣末美幸:
藤田医科大学病院救命救急センターにおけるFNP(Fukita Nurse Practitioner)として、私が現在主に働いている救急科での日常業務について、手術待機日数の短縮や周術期の便秘の改善に寄与したデータと共に発表しました。今回の学会で、NPについての発表はこの1演題のみで、まだまだ我々の存在を広めて行かねばならないと感じました。
②”当科における大腿骨近位部骨折術後患者の下肢深部静脈に関する検討”
藤田医科大学病院 中央診療部 FNP室
田元成仁:
大腿骨近位部骨折術後患者において、D-dimerがピークアウトしたあと再上昇した患者に下肢静脈エコーを実施し、その約半数で静脈血栓を認めました。また、興味深いことに、この血栓陽性群の方が血栓の無かった群と比較して有意に骨折受傷前のADLが高かったことから、受傷前のADLが高かったからといって血栓リスクが低いと考えるべきではないことが示唆されました。
発表後には、会場から数名の医師から質問があり、ディスカッションも盛り上がりました。
今後も、院内外の活動を通じて、NPの実績を作り、報告して参りたいと思います。
藤田医科大学病院 中央診療部 FNP室
田元成仁、廣末美幸
Comments